「先手必勝」
「出来ない理由よりも出来る方法を考える」
出来るかを考え、代替案を出すなど達成する方法は必ずあると思います。100％でなくてもここまでなら出来るなど考えることが重要です。
ファースト・イノベ―テックでは、テクノロジー事業の開発コンサルティングを行なっています。技術力を持っている企業がお客様で、主に新規事業の戦略立案と開発推進サポートをしています。
「自分が何かに直接役立ちたい」という思い
子供の頃から母が「手に職をつけなさい」と教育され、それが普通だと思っていました。手に職をということで理系の大学に進み、当時の日本が半導体に強かったので半導体物性の研究室に進みました。私が就職した年は女性活用を推進していたので、希望していた設計部署に配属されることになりました。
でも最初は何もわからず、社会人になってから勉強を一生懸命やりました（笑）。
だから、出来ないと苦労している人の気持ちはすごく分かります。
やりたいことがあればチャレンジしちゃうタイプです
会社員として3社を経験していますが、不安は特にありませんでした。楽観的なのかもしれません（笑）。やりたいことがあればチャレンジするタイプです。失敗するかもという不安よりも好奇心が勝つことが多いですね。
もともと起業したいとは、考えた事もありませんでした。
新卒のときも「一生ここで働きます」と面接で答えたくらいです。そろそろ転職を考えようかというタイミングで読んだ本から「起業」の選択肢を得ました。それから起業家が集まるコミュニティに参加したりして、起業が現実的になっていきました。
会社員として最後の年は、新規事業の部署でしたが、世の中に役立っている実感がなく、管理職として調整役がメインとなったこりで辛ったですね。転職も考えましたが、どこ転職しても繰り返しだなと起業する決意をしました。
「自分が世の中に直接役立ちたい」という思いはずっと持っていました。
根本は技術力を持っている企業の価値をもっと創り上げたいという思いが強いです。
会社立ち上げまで 試行錯誤の時期
初めは個人向けのコンサルも考えました。でも実際にお客様とお話していてもしっくりきませんでした。そんな状態が何か月か続いてしまい、この時期は本当に辛かったです。
過去の失敗、出来なかった事実だけが記憶に残りがちです。でもその中でも上手くいった事は実はあって、記憶に残りにくいだけなのです。私も出来たところに目を向ける事に気付け、ようやく本当の使命に出会えました。事業を開発することが出来ればお客様（企業）の為になりますし、世の中にしっかり貢献できると考えています。
「革新的で利益を生むテクノロジー事業を創造する企業・起業家を世の中に送り出すことがミッション」
何をしようと考え始めた時に、あなたの使命は何なのか考えた方が良いとアドバイズをいただきました。
なぜこの使命にしたかというと、優秀なエンジニアが多いのにも関わらず、会社で中々評価されなかったり、企業側もエンジニアを活用できていない状況をよく目にしていて、常々勿体ないと感じていたからです。
エンジニアは自分のために技術力をあげたいとは考える方が多いですが、実はそれだけがモチベーションの源泉ではなく、自分が開発した商品が売れることが喜びになります。
世の中に役立ち、評価される商品に携わることができれば、企業そのものが発展し、離職率などの企業が抱える課題もなくなると思います。
魅力的な商品を作るにあたって、企業・経営者のマインドを上げること、何を商材にするのか、開発するのか戦略立てて考える必要があります。
そしてトップだけでなく、会社全体にしっかり伝え、納得して進める事が大切です。
現在は、一つの商品を作るプロジェクトや部署に対して、OJTに近いサポートをメインに取り扱っています。
良い目標は本当にシンプルなんです
何のためにという目的やこれだけは引けないこだわりなどを考えると目標はシンプルに作ることができます。
戦略・目標は作って終わりではダメです。更新してメンバー全員に共有することが大事ですね。
最終決定はもちろんトップがしますが、新規事業開発の現場は常に判断に迫られます。現場でも戦略・目標に沿った判断が出来るように教育していく事が大切ですよね。
ただでさえ忙しい最中の開発ですから、私が関わることで早く確実に立ち上がるように誠心誠意サポートさせていただきます。
自分がいなくても事業作りが出来るようになっていただきたい
形式だった戦略・目標は存在するだけになってしまうので、メンバー全員に浸透するような目標作りや開発中のブラッシュアップ、マイルストンに応じた会議等に中立的な立場で入ります。
私もトップと現場の間で開発をしていたので両者の思いもよく理解していますので、必ずお互いが納得した形での開発に繋げられると思います。
「何のためにやるのか」を伝えられていれば、かなり実現に近づくということは痛いほど経験しています。大事なのはどうやったら伝えられるのかで、これに注力した戦略・目標作りを薦めています。この辺りのサポートは教育的要素がかなり入ってきます。
私が考えるコンサルティングの最終ゴールは、コンサルがいなくとも独自に事業を創れる企業・組織になっていただくことです。
私の使命を共感して頂ける方と想いをシェアしたい
現在は個別相談会を積極的に行っていて、しばらく続ける予定です。私のターゲットは開発力をお持ちの企業様なので、私の使命に共感して頂ける方と出会いたいと思います。
将来は、海外にも広げていきたいと思います。
アジア、インドなど、まだまだお役に立てる市場があると思っています。
いまから言語も勉強しなくては（笑）などと考えています。
お話を伺って・・・
座右の銘は「先手必勝」とおっしゃってた川崎さん。
「出来ない理由よりも出来る方法を考える」は会社員時代に考えていたそうです。若いからこそ、かっこ悪いと思う事に正面から挑戦してほしいともおっしゃっていました。
出来るように考えたり、代替案を出す。
１００％じゃなくてもここまで出来る。
遠回りでもこうすればたどり着ける。
やりたいと思ったことには正面から向き合い挑戦する力強さが印象的でした。
ファースト・イノベーテック
https://1st-inovatech.com/
