私たちは上質な許認可サービスのもと、課題を解決し、お客様と社会の健全な発展を支える専門家であり続けます
運輸と観光のプロフェッショナル「シグマ」
行政書士法人シグマでは、主に官公庁へ申請する営業許可等の手続きのサポートを行っています。
私たちの強みは何と言っても専門性の高さ。数ある手続きの中でも特に「運輸業・観光業に関する許認可法務」を得意としています。
行書法人というと、運輸・観光・飲食・医療・建設・ビザ・遺言など手広く扱う事務所が多い傾向がありますが、シグマではあえて逆をいき、運輸と観光に的を絞っています。分野を狭めた方が専門性を活かしてより深いご提案ができると考えているからです。
その結果、「許認可をとって終わり」ではなく、お客様が抱えている事業運営上の悩みに対して、許認可法務の観点から解決策をご提案するコンサルティングの側面を持つ法人に成長しました。
旅行会社の添乗員が行政書士になるまで
私は今でこそ行政書士として事務所を構えていますが、大学卒業後は大手旅行会社に入社し、教育旅行(修学旅行や臨海学校など)を担当していました。
他旅行会社とのコンペに勝つためには、先方の要望を引き出し、ニーズを満たすツアーを組み立てることが必要です。放課後の職員室で世間話をしたり、小さい案件を引き受けたりしてジワジワと信頼関係を築き、本音を話してもらう土台づくりに精を出す毎日でした。(現在シグマが得意としている、お客様の悩みを解決するコンサル要素はこの旅行業者時代の経験からきています)
お客様に喜ばれるツアーを提案することにやりがいを持って仕事をしていた当時、世間では企業のコンプライアンスが話題になっていました。法律の知識の有無が企業の存続に重大な影響を与えると知った私は、法学部出身ということもあってだんだんと法律の世界に興味を持ち出し、ついには旅行会社を退職して企業法務の勉強を始めるようになります。
そして出会ったのが、行政書士という仕事でした。
都内の行政書士法人で働き始め、運送業・旅行業・建設業・宅建業などの許認可法務や、株式会社、一般社団法人、NPO法人、医療法人などの会社法人設立・変更業務など、あらゆる分野を担当してスキルを身につけていきました。
平成27年には行政書士法人シグマを設立します。法人化後に関与した会社法人数は250社以上。最近では取材の依頼を受けたり、「阪本さんしかいないから」と紹介していただいたりなど、運輸・観光の許認可法務の専門家としての認知度が上がったことで、有り難いことに多くの経営者の方々から信頼を得ています。
デキる行政書士は書面が違う
行政書士が扱う許認可法務は会社の基礎です。営業許可が無ければ商売ができませんし、許認可がおりたとしても維持・管理手続きをきちんと行わなければ行政処分、最悪の場合は免許剥奪となるケースもあります。
私たちの役割は事業活動が問題なく開始・継続できるように法律の専門家としてサポートすることです。官公署に提出する書類の作成や代行がメインの仕事ではありますが・・・実は必要書類を不足無く提出して許可がおりたと喜んでいる行政書士は一流とは言えません。
もちろん必要書類を提出すれば許可はおります。問題はそのやり方です。
例えば、行政官が判断するにあたって知りたい情報を戦略的に書面に散りばめる。審査の参考になる情報を添付しておく。許可の論点になりそうな箇所を先読みしてさり気なくアピールする。
緻密に書類を作成することで手間と時間をできるだけ短縮し、依頼者の要望を素早く実現するのが仕事のデキる行政書士です。(「シグマさんの仕事は丁寧だから」と行政官からの信頼を得るメリット付きです)
下手な行政書士は書類に不備がある人、酷い場合だと行政手引(行政機関が法令等を実際に運用しやすいようにまとめられた内部用の手引集)を読まずに事を進めようとする人です。
行政書士の仕事はミスが一目瞭然です。提出した書類はその場で行政官が全て目を通し、1つでも不備が見つかれば受理してもらえません。不備のある書類を事務所まで持ち帰ってお客様に謝罪するというプロとして恥ずかしいことにならないように、慎重にチェックを行う必要があります。
常に気を抜けないぶん、無事に仕事が完了出来た時の喜びは大きいです。特に、許可要件の調整が難しい案件において、「こんな解釈もできるのでは?」と様々な交渉を重ねて得た結果にお客様が喜んでくださった時は「この仕事をしていて良かった!」と思います。
過不足の無いおもてなしを発揮するために
私たちが目指しているのは「過不足の無いおもてなし」です。
不足は論外ですが、過剰なサービスもお客様を居心地悪く、遠慮させてしまうと思っています。
ですからお客様との関係はあくまで対等です。行政書士の「先生」だから、「お客様」だから偉いという考えはありません。それは、お客様の許認可を預かる重要な仕事であるというプライドがあるからです。
シグマは安価を売りにしている行政書士法人ではありません。今に至るまでそれなりの投資をしてきたという自負や、実績、実力があります。
今後も各分野のプロフェッショナルが集まる場所にするべく、さらなる向上を目指していきたいと思います。
お話を伺って・・・
若い人へメッセージを頂けませんか?と伺ったところ「もっとメンタルを強くした方が良いと思う」というズバッとしたお答え。どうやってメンタルを鍛えるのだろう?と考えていると「回復する術を自分で見つければいいんです」とのこと。
経営者と実務家の二足のわらじをはく阪本様にかかるストレスは想像がつかないほどです。よほど強い精神力をお持ちなのかと思えば、「旅行」や「奥様との時間」「飼い猫と遊ぶこと」によって疲れた心を一度ニュートラルな状態に戻している、と。
「回復力を身につけないと夢や希望を語ってもしょうがないからね」という一言の重みを感じた取材でした。
行政書士法人シグマ
https://sigma-office.jp/