株式会社アシスト・ワン社長小林淳一

IT、音楽、フェラーリ。
この3つの栄養素が自分の95%を作ってる。
好きな事だけをひたすら突き詰めていく人生です―

フェラーリが欲しくて社長に

私が小学校3年生の時、日本中はスーパーカーブームに湧いてました。もちろん私も憧れて「絶対にフェラーリに乗りたい!」と思い親にもそんな話をしていました。ある時、父親が「フェラーリみたいな車は社長さんとか偉い人じゃないと乗れないんだよ。」と言われて、、その時から将来は社長になる事を漠然と決めていました。当時、小学生だった私は日々の生活にも困る貧しさと劣悪な家庭環境の中で過ごしておりましたが、高校を卒業するまでその環境は変わる事がありませんでした。社長になると思ったのも子供ながらに社長になると、憧れのフェラーリに乗れてお金に苦労するような生活不安からの脱却が出来ると思ったんでしょうね。このような背景が社長を目指す事になった原点になっています。

そんな思いをずっと胸にしまいながら、中学生になると音楽の洗礼を受けます。当時、爆発的な人気があったYMOこと、イエロー・マジック・オーケストラ。YMOの特徴であるコンピューターを使って演奏を行うなど革新的な音楽を生み出す彼らに惹かれ、自分もシンセサイザーや演奏する事に興味をもつ等、音楽にのめり込んでいきました。YMOの音楽に触れる事でコンピュータの存在を知り、興味を持ったおかげでコンピュータを身近に感じ、徐々に音楽以外でもコンピュータの秘める可能性に興味を持ち始め高校を卒業する頃には、コンピュータ関連の仕事に就きたいと思っていました。

出身校は工業高校という事もあり卒業後は就職する生徒が多く、大部分の生徒は学校に届く求人から就職先を探し就職する事が一般的でした。私はどうしてもコンピュータ関連の仕事に就きたかったのですが、当時はコンピュータ関連企業も少なく、学校に届く求人は一社もありませんでした。いつも通っている電車の中から、コンピュータ関連らしい会社の看板が見えていたのですが、ある時、断られて当たり前、ダメだったら次を考えるだけと思い、学校帰りにその会社を訪ねてみました。社長さんに会って「採用して欲しい」と直接お願いしてみたんです。その結果、前向きに検討してくれる事になり、改めて面接試験を受け、内定を頂き卒業後働き始める事が出来ました。その後、数社のIT会社等を経て35歳で起業しました。

背水の陣で臨んだ独立の道

社長になってフェラーリを買う夢を長年持っていたのですが、実はフェラーリは独立する前に買ってしまいました(笑) 社長として成功した時に手に入れるつもりでしたが、もし失敗したら二度と乗れなくなってしまいます。だったらサラリーマンとして働いている今、「ローンを組んで買ってしまえ!ローンはサラリーマン特権だ!」と思ったんですね(笑)又、フェラーリは換金性が高い事は知っていたので、もし運転資金に困る事があったら売って現金化しようって。所有権を自分名義で登録出来る銀行のマイカーローンで組めばローン中でも自由に売却出来るので結果、銀行から借入してるのと同じですね(笑)当時は子どもが1歳で、マンションも買ったばかりで大変な時期だったのですが、そんな理由からフェラーリを購入してしまったんです。

当時、会社を作るには株式会社で1000万、有限会社設立でも300万円が必要でした。起業支援のような制度も無く銀行から融資も受けられませんでしたので、お金をかき集め、なんとか300万で有限会社を設立する事が出来ました。成功する自信があったのかと聞かれたら?・・・何も考えていなかったですね。まず、目先の車とマンションの支払い、生活の為にやるしかなかった。

現在はWebアプリケーション・システム開発を中心に事業を展開していますが、独立した当初はパソコンや周辺機器の販売、ネットワーク構築などをメインに行なっていました。独立直後でお客様は勿論いないので、基本飛び込み営業です。1日20〜30件ほど企業を訪問し「ウイルスやネットワーク構築等にお困りではないですか?」等営業して回りましたが話は聞いてくれても仕事に結びつく迄には時間が掛かりました。更にシステム開発という話になると企業側も慎重です。「決算書を3期分持ってきたら話を聞いてもいいよ」等、独立したばかりで個人でやっている私は全く相手にされず、悔しい思いをした事が数え切れない程あります、、、

新規開拓を3年ほど続け、徐々にお客様も増えていき15年目の現在では20名ほど社員が在籍しています。資金繰りが上手くいかなくて自分の給料が1年程出せない等ありましたが、苦労と思ったことは無いですね。好きな事をやってるいるだけなので大変な時でも楽しかったです。

思い入れが違うんだよ

自分の趣味が本当に好きな人って他の人に、凄く親身になって教えてあげる人っていますよね。「釣り竿は一緒に買いに行ってあげるよ」とか「その釣り竿はダメだ。これを使ってみな」と本当にお節介なくらい世話を焼く人。それが自分なのかなって思ったりします。一緒に楽しみたいからお客様にアレコレ勧めたり教えたりして喜んで頂くのが楽しいんです。

私はITに関わる事が本当に好きです。特にApple社スティーブ・ジョブズの思想や生み出される製品には多大な影響を受けています。22歳の時にビジネスフェアで、Macintosh(マッキントッシュ)※を初めて見て、衝撃を受けて以来、スティーブ・ジョブズの世界観に取り憑かれています。

Apple社って、私が知った28年前から思想や製品に惚れ込んでいる人がとても多く、関わっている人全てがスティーブ・ジョブズを崇拝していて、全てを捧げいてる信者のように見えていました。私もそんな一人でしたが、やはり自分が好きな事には、365日全身どっぷりその世界に浸かりたいんです。

大げさに言うと自分が好きな事だけを人に勧めていたら、会社が少しずつ成長してたという感じでしょうか。仕事の好き嫌いしないでやっていれば会社はもう少し大きくなってたかもしれませんね(笑)仕事をしているという感覚は今も全く無くて、好きな玩具で毎日遊んでる感覚に近いです。

そのような感覚は社員にもつい求めてしまいます。スキルが凄く高い人よりも、寝る事、食事を食べるのも忘れるくらい自分の好きなものに没頭できる人の集団である事が理想です。ただ、そのようなタイプの人が求人を出して面接に来る事は中々ありませんね。趣味の世界だけで見渡すと病気的に没頭する人は沢山居るのにね(笑)。創業当時は家電量販店のパソコンコーナー担当の店員等を引き抜いたりしました。パソコンが好き過ぎて相談内容を自分の事のように熱く語る店員さんがたまに居たりするんです。その中でも良さげな人に「仕事が終わったら少し話しない?」って食事に誘い、「もっとITを深くやる気ない?」とか言いながら口説いて深掘り出来そうな人を少しずつ雇っていたんです。他に本屋のIT関連コーナーで立ち読みしている人に何度か声掛けたりしてみましたが、怪しい人と思われたのか、一度もうまく行きませんでしたね(笑)

株式会社アシスト・ワン社長小林淳一

出来ないを出来るに変える魔法使い

弊社のロゴマークは魔法使いがモチーフになっています。創業時のロゴマークはまだ赤ちゃんの魔法使いでしたが昨年、少しだけ成長した魔法使いに刷新しました。ITを使って「出来ないを出来る」に変え、何かあればお客様に所にすぐに飛んでいく。そしてお客様の利益と競争力を高め、社会に貢献出来るそんな魔法使い。このロゴマークからそのような想いが伝わると嬉しいですね。Web+Cloud+Mobileを使った開発だけでなくITについて困ったことがあったらまず「アシスト・ワンに相談しよう!」と思っていただける会社。まだまだ伸びしろが沢山あると思うので、お客様や社員と一緒に楽しみながらそんな会社に成長していきたいと思っています。

Macintosh(マッキントッシュ)※ Apple社が開発および販売を行っているパーソナルコンピュータ。通称・略称は、Mac(マック)。

お話を伺って・・・

「うちは社長と社員の距離がすごく近い」と話す小林様。毎日社員の方とご飯に行き、休日は一緒にドライブに行くこともしばしばとのこと。「残業はなるべくしないようにって言っているのに、みんな仕事が好きだから中々聞かないんですよ」と仰るように、小林様の「好きでやってる事は徹底的に」という姿勢は社員の皆様に受け継がれているようです。

株式会社アシスト・ワン
http://www.assist-one.jp/